2025.08.07
『このクリニック、分かってくれてる』と感じてもらえる。ママ目線で考える待合室づくり
「あー、ここのクリニック、分かってくれてるな」。
そんな風に感じてもらえる瞬間があると、私たちスタッフも本当に嬉しくなります。
子育て中だからこそ分かる、保護者の方の気持ち。不安な気持ちで来院される中、少しでも「ここなら安心」と思っていただけるような待合室作りについて、ママ目線でお話しさせていただきますね。
私たちが患者だったら、どんなクリニックに通いたいか。
そんな素直な気持ちから始めてみましょう。
1保護者が本当に感じている不安 ~私たちも同じ気持ちでした~
子どもを病院に連れて行く時の保護者の心境って、複雑なんですよね。
体調の心配はもちろん、
「待ち時間中にぐずったらどうしよう」
「他の患者さんに迷惑をかけないかな」
「泣き声で診察の邪魔になったら申し訳ない」…。
私も自分の子どもを連れて病院に行った時、同じことを何度も心配しました。
そんな時、待合室でアニメが流れていて、子どもが落ち着いて座っていてくれると、どれほどホッとしたことか。
その瞬間、「ああ、このクリニックは子連れの気持ちを分かってくれている」と感じるんです。
2「気遣い」が伝わる環境とは ~小さな配慮の大きな効果~
ママ目線で見ると、クリニックの気遣いって、案外小さなところに表れるものです。
キッズコーナーDVDも、そんな気遣いの一つ。
「子どもたちが退屈しないように」
「少しでも楽しく過ごしてもらえるように」
という想いが、画面を通して伝わってきます。
実際に導入後、
「子どもが『また見たい』と言うんです」
「待ち時間が苦痛じゃなくなりました」
といった嬉しいお声をいただくと、私たちスタッフも「良かった!」と心から思います。
保護者の方の笑顔を見ると、この仕事をしていて本当に良かったと感じるんです。
3兄弟姉妹への配慮 ~付き添いの子どもたちも大切に~
意外と見落とされがちなのが、付き添いで来る兄弟姉妹のこと。
具合の悪い下の子を連れて来ると、元気な上の子が退屈してしまうことがよくあります。
私も経験がありますが、診察を受ける子に集中したいのに、付き添いの子が「つまらない」とぐずり始めると、本当に困ってしまいます。
でも、DVDが流れていると、付き添いの子も一緒に楽しんでくれる。
そうすると、お母さんも安心して診察に集中できるし、私たちスタッフも余裕を持って対応できます。
一石二鳥どころか、三鳥も四鳥もある感じです。
4「また来たい」と思ってもらえるクリニック ~リピート受診の理由~
子育て中の保護者の方って、本当にクリニック選びを慎重に考えています。
「子どもが嫌がらずに通えるか」
「待ち時間がストレスにならないか」
は重要な判断材料。
私も自分の子どもの病院を選ぶ時、同じことを考えました。
キッズコーナーDVDがあることで、
「ここのクリニックなら、子どもも嫌がらない」
「むしろ楽しみにしている」
という状況を作ることができます。
そうなると、定期健診や予防接種でも自然と選んでいただけるようになる。
結果的に、長くお付き合いいただける患者さんが増えるんです。
まとめ
「このクリニック、分かってくれてる」
と感じてもらえる瞬間を作ることは、決して難しいことではありません。
私たち子育て中のスタッフが「患者だったらこうしてもらえたら嬉しい」と思うことを、少しずつ形にしていく。
それだけで、クリニック全体の雰囲気が温かくなります。
キッズコーナーDVDは、そんな温かい気持ちを伝える一つの方法。
保護者の方に安心していただき、子どもたちに笑顔になってもらい、私たちスタッフも嬉しい気持ちで働ける。
そんな三方良しの環境作りのお手伝いができれば幸いです。