スタッフBLOG

YouTube動画の店舗利用が規約違反となる理由

「店舗のキッズコーナーで、YouTubeの動画を流せば簡単に子供たちの気を引けるのに」と、つい思ってしまいませんか?

 

私も子育て中、待ち時間に子供がぐずり出すたびにそう感じてきました。

 

実際、自動車販売店や美容院、歯科の待合室などでも、よくタブレットやモニターでYouTube動画が流れている光景を目にします。

 

 

でも、店舗でこうした利用をすることは、実は“規約違反”であり、著作権侵害になる可能性がとても高いんです。

 

今回は、その理由を分かりやすくお伝えしますね。

 

 

YouTubeは「個人向け」サービス、店舗はNG?

まず、ご存じの方も多いかもしれませんが、YouTubeはもともと“個人”が、家庭内やプライベートな場で楽しむための「個人利用」を前提にした動画サービスです。

 

YouTubeの利用規約にもはっきりと「商業的な目的での利用や、不特定多数が視聴する施設での再生は禁止」と記載されています。

 

 

つまり、自動車販売店のキッズコーナーのような、いろいろなご家族やお客様が訪れる“公の場”で動画を流す場合は、個人の楽しみ方とはまったく意味が違ってくるんですね。

 

 

私は以前、子供を連れて歯医者さんに通っていた時、受付のスタッフさんが

 

「YouTubeなら無料でいろんなアニメが見放題だから助かってるんですよ」

 

とおっしゃっていたことがありました。

 

その時は「確かに便利そうだな」と思ってしまいましたが、著作権についてよく調べてみると、これが結構危ない橋を渡っていることに後から気づきました。

 

 

店舗でのYouTube再生がなぜ違反なのか?

 

 

YouTubeにはコンテンツを作った“権利者”がいて、その方たちは自分の動画作品を「どこで、どのように使うか」をしっかりコントロールできる権利を持っています。

 

 

YouTubeの公式Q&Aやよくある質問でも、

 

「店舗、病院、待合室、各種事業所などで一般の人々に動画を見せる行為」は規約違反(&著作権侵害に該当)と明記されています。

 

 

さらに、公式サイトには「YouTube動画を店舗のテレビで流すには権利者の許可が必要です」という一文も。

 

この“許可”をお金を払って正式に取得しているケースは、実は非常にまれです。

(そもそも個別に許諾をもらうのは現実的にハードルが高いですよね…)

 

 

また、YouTubeは「サービス提供エリアや利用条件に違反した場合、アカウント停止や損害賠償請求を行う可能性がある」と、はっきり警告しています。

 

 

著作権侵害リスクは企業の信用にも直結

 

 

ここで一番怖いのが、「著作権侵害はバレた時の罰則がとても重い」ということ。

 

前のセクションでもお伝えした通り、法人として違反した場合“最高3億円の罰金”になる可能性もあります。

 

また、「著作権法を守らないお店」というマイナスイメージがSNSや口コミで広がれば、会社の信用にも大きなダメージ。

 

ファミリー層のお客様に安心して来店してもらいたいという目標とも、真逆の働きをしてしまうでしょう。

 

 

また、「YouTubeは無料だし手軽だから…」という理由で安易に使ってしまいがちですが、大切なお子さんやご家族の居心地を良くするためのキッズコーナーが、実は違法行為の温床だと知ったら、とても悲しい気持ちになりますよね。

 

 

なぜ「業務用キッズコーナー DVD」なら安心?

 

 

こうしたリスクを回避するためにも、「キッズコーナー DVD」など、著作権の許諾をきちんと受けた“業務用”映像コンテンツを使うことが大切です。

 

業務用DVDであれば、店舗や商業施設での上映を前提に作られているので、安心して子供たちに楽しんでもらえます。

 

 

費用を惜しんで違法行為に手を出すより、最初から安心して使える方法を知っておくことが、店舗マネージャーさんの賢い選択だと思います。

 

 

特に「キッズコーナー DVD」であれば、人気アニメや知育映像も多数あり、飽きずに楽しんでもらえる上、著作権トラブルの不安もゼロ。

 

結果として保護者も商談に集中でき、お店の評判アップやリピート率向上にもつながるはずです。

 

 

「自社の強みをちゃんと守る」ことは、子供の笑顔を守ることにも繋がるんですよ、とお伝えしたいなと思います。

 

 

このようにYouTube動画の店舗利用は、思いやりのつもりが大きなリスクになりかねません。

 

安全で信頼される「キッズコーナー DVD」を選ぶことが、これからの店舗運営の新常識になるのではないでしょうか。