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子供がすぐに飽きてしまうキッズコーナーの問題点

「キッズコーナーがあっても、子供が10分で飽きてしまう…」

 

子育て中の私自身も、何度となくこの体験をしてきました。

 

とくに自動車販売店のような“子供が遊びに行く場所”ではない店舗では、なおさらですよね。

 

パズルやブロック、絵本が数冊並んでいるだけのコーナー。

 

数分で全部に手を出して、あとは「まだ終わらないの?」と聞きにくる。

 

店側としてキッズコーナーを「用意しているつもり」でも、実はいちばん肝心な目的が果たされていません。

 

 

キッズコーナーの目的は、ただ「スペースを設けること」ではありません。

 

本当に重要なのは、子供たちが長い時間、飽きずに安全に過ごせること。

 

それが叶ってこそ、親御さんは安心して商談に集中できますし、店舗側もファミリー層の顧客満足度を上げられます。

 

現実には、「形だけ整えたスペース」が多いのが現状です。

 

私の経験だと、こんなパターンがよくあります。

– 床にマットを敷いただけ

– 小さなブロックがいくつか

– 読み飽きた絵本が数冊

– 壊れたり汚れたままの玩具

 

最初は子供も飛びつくのですが、すぐに「何か面白いことないかな…」という顔に変わってしまいます。

 

おもちゃの数や種類が限られていると、他の子供と取り合いになったり、思わぬケンカのきっかけになることも。

 

静かにしていてほしい場面で、子供が飽きて騒ぎ出す――。

 

その度に親は気まずそうに謝りながら、商談に集中しきれない…そんな光景、何度見かけたことでしょう。

また、最近は衛生意識も高まっています。

 

以前は「おもちゃをみんなで触って遊ぶ」が当たり前でしたが、今は「共有物を極力減らしたい」と考えるご家庭が多いです。

 

「清掃が追いつかない」「おもちゃの破損が放置されている」状態では、せっかくのキッズコーナーも「逆効果」になりかねません。

 

 

親御さんにとっては「子供が退屈しないこと」が最大の願い。

 

私自身も、仕方なく自分のスマホで動画を見せてしまう経験が多々あります。

 

でも本音をいえば、やりたくないのです。

 

スマホを取られると大人側も困りますし、子供が夢中になりすぎて「家でも同じこと」を繰り返したがったり、依存の不安も…。

 

 

キッズコーナーに「DVD」や「映像コンテンツ」が導入されている店舗だと、子供がずっと集中して楽しそうにしていることが多いです。

 

このような工夫があると、親も安心してその場にいられるので「また来たいな」と自然に感じます。

 

しかし、ここでも注意したいのが「著作権」や「コンテンツの選び方」。

 

市販DVDやYouTube動画をそのまま流すことは残念ながら規約違反。

 

安易な映像コンテンツはリスクをはらんでいるため、次のセクションで詳しくお伝えしたいと思います。

 

 

キッズコーナーの「形」だけでは、ファミリー層を呼び込めません。

 

飽きない工夫や安全、衛生面の配慮、そして何より“子供の目線で楽しめる”仕掛けが大切だと、私は感じています。

 

こうした視点を持つことで、キッズコーナー本来の価値が初めて発揮されるのだと思います。